
チクタク王国 -プロローグ-
チクタクッ、チクタクッ・・・
僕が車を扱ぐと車輪が回った。その車輪は地球を動かす歯車。車を扱げば扱ぐほど車輪がクルクル回って、地球もクルクル周る。そして、ハトさんはクルクル周る地球にビックリして、クルックークルックーって鳴きながら僕の家へやってきた。僕の家にはハトさんが丁度入れる「小さな木の家」があって、そこへ隠れた。ハトさんはお腹に時計を隠し持っているらしい。ハトさんが隠れた「小さな木の家」に「時計針」を取り付けたら、ハトさんが「時計針」をクルクル回して時間を教えてくれる。
時計はそうやって動いていると僕は思っていた。当時、そんな話をお父さんにすると、「ロズはとっても賢いね」と言われた。夕ご飯の時間になったとき、僕のお腹が「ぐぅ~」っと鳴った。お父さんは「ロズのお腹は目覚まし付きの時計だね」と言って笑った。僕のお腹には「すごい時計が隠されているんだ」と思った。
それは、「チクタク王国」、ポンコツ工場「クロックトリンキー」の工場長ロズの小さい頃のお話。