
コロコロ村
それは、コロコロ村のお話。
コロコロ村はなんでも転がる大変な村。あっちもコロコロ、こっちもコロコロ村のみんなは大慌てっ!そんなコロコロ村では、今日もまた大慌てしている子がいます。
彼の名前は「トマ君」。トマ君の近所にはリンゴおばさんが住んでいます。そのおばさんの家のお庭には大きなリンゴの木があります。トマ君はこのリンゴの木から大好きなリンゴを盗み食いしようとした様子。ところが、リンゴを一個取ろうとした瞬間、次から次へとリンゴの木から大きなリンゴがコロコロと降ってきました。驚いたトマ君は間一髪避けましたが・・・そう簡単には助からないのがこの「コロコロ村」。避けたはずの大きなリンゴは、
トマ君目指してコロコロ転がってきます。
「助けてぇ~っ!!」
思わぬリンゴの逆襲から逃れるため、全速力で自分の家に駆け込んだトマ君。
ですが、盗み食いしようとしたことが、お母さんにばれてしまい怒られてしまいました。そして、罰としてお庭の掃除をすることに。
反省した様子で、お庭の掃除をするトマ君。なんとかお掃除が終わりましたが、ヘトヘトになってしまいました。すると、お庭のふかふか芝生に、目を閉じてうつ伏せに倒れ込んでしまいました。
しばらくすると、鼻に「コツンッ」と何かが当たりました。なんだろうと思い目を開けると鼻の先にはリンゴが。
「お疲れ様♪」
と顔を上げた先にはリンゴをカゴいっぱいに持って笑顔で立っているお母さんがいました。
そして、リンゴを丸かじりし幸せそうなトマ君。そんなトマ君を見たお母さんは、
「良いことをすると幸せは向こうから転がってくるんだよ。」と教えてくれたのでした。
それは、コロコロ村。毎日とっても大変だけど、幸せも転がってくる楽しい村のお話。