
□【マチテ】macite 光
空中浮遊 高速移動 未来予知 タイムスリップ テレパシー サイコキネシス
その不思議な現象の全てを可能にするのが、「マチテ」と呼ばれる存在である。
音は空気を振動させることで耳に届き、波紋は水面を伝い広がる。
伝わるためには「媒体」となるものが存在する。
多くの研究者によって、光にもまた媒体が存在すると信じられていたが、
長年の研究にも関わらず、その存在をつかめずにいた。
「光には媒体は存在しない」
誰もが期待や希望を失い、研究から手を引いた。
ところが、300年前、レイヴィル博士(スウェル族)によって、
偶然その存在が突き止められた。
なぜ今まで見つけられなかったのか。
それは、今まで音や波紋のように、
「光が進む先に、媒体が充満している」という前提で考察されていたからであった。
しかし、レイヴィル博士は「光そのもの」の研究を行っており、その副産物として発見したのだ。
そして、『媒体は光が進むと「ほぼ同時」に生まれる』という
これまでの媒体とは全く異なる振る舞いをもって現れることが解明された。
さらに、媒体は光が進むたびに
「平行世界」からニルスハームに引きずり出されるようにして生まれることも分かった。
過去に、光は「波の性質」か「粒子の性質」かで議論された。
現在はその両方の性質を持つものという結論に至っているが、
この研究結果によって、本来、光の純粋な性質は「波」であることも解明された。
そして、「粒子」の性質はマチテと合流することによって生まれることも分かった。
さらに時を経て、マチテには「運搬」という性質を持っていることが解明された。
(先に紹介した「粒子」というものがその働きを担っている。)
光を運ぶだけではなく、物質、記憶、魂などあらゆるものを運ぶ性質があるのだ。
この性質を利用することによって、冒頭で紹介した現象を起こすことが出来るのである。
現在、「方陣師」(魔法使い)は「魔法」とは別に「マチテ操作」
という技術を組み入れて戦闘や冒険で活用している。
ただ、マチテ操作は極めて高度なため、実際に冒頭のような現象を起こせる者は稀である。